Cube3^® / 消費材

パーソナル3Dプリンター「Cube®3」を
アイデア文具のモックアップ作成に活用
～商品開発に貢献～

キャラクター商品を中心にアイデア文具やホビー・ノベルティ商品などの企画・開発・製造・販売をしているサンスター文具株式会社様。商品開発での3Dプリンターの活用を取材しました。

製造業

サンスター文具株式会社様

便利で楽しいアイデア商品

文房具店へ行った際、その文房具の使い方に驚いた経験がある方は多くいらっしゃるのではないでしょうか。

近年文房具市場はデザインを重視した商品や様々なブランドとコラボレーションした商品等、
いままでより付加価値のあるアイデア商品の需要が高まりつつあります。

サンスター文具株式会社様では、女性をターゲットにした、
キャラクター商品を基軸としながら、デザインと機能性を重視した、
便利で楽しいアイデア文具の開発にも力を入れており、日々商品開発に奮闘しています。

魅力的な商品をお届けする為に

クリエイティブ本部O☆Coreグループは、アイデア文具の商品開発を行うために2年前にできた部署です。
商品企画からデザイン・設計を行い、商品が店頭へ並ぶまでの一通りの業務を行っています。

魅力的な商品開発のスタートは、月に一度アイデア会議より始まります。スムーズに決裁されるように入念に企画を練ります。
大切なキーワードは「アイデア」。アイデアがなければ仕事が進みません。

しかしながら、アイデアはそう簡単には発掘できるものではないものです。
「どのようにアイデアを発掘しているのですか」とお聞きしたところ、ふとした時に思いつくこともあるそうですが、基本的にはテーマ決め及びターゲット決めから始まり市場調査を実施、その市場に足りない物を考えアイデア発掘に繋げているそうです。

会議では各々が商品企画をレビューし、レビューが通れば販売へ向けて企画を進めます。
そうは言っても全ての企画がスムーズにいくとは限らず、消費者が満足する商品を提供するために思考錯誤しながら2ヶ月3ヵ月かけて企画を練ることもしばしば。
より魅力的な商品を消費者にお届けするために、妥協を許しません。

選定のポイントは導入しやすさ

商品開発の1つの工程としてモックアップの作成があります。

導入前はウレタンを削るなどの手作業で行うほか、工場へ外注して作成しており、多くの時間とコストがかかっていました。
急な打ち合わせの場合はモックアップなしで行うこともあり、相手にイメージを伝えるのに非常に苦労しました。

そこで3Dプリンターの導入検討を始めたのは2014年秋頃、初心者でも扱える小型な3Dプリンターが普及し始めたことで、世間でも話題となっていました。
会社へ3Dプリンターの購入を提案したところ、丁度3DCADを導入したこともあり、会社としても導入に前向きでした。
導入の許可が下りた後、長嶺様は小型の3Dプリンターをいくつか見学した中で、購入元である兼松エレクトロニクス株式会社様のお勧めもあり「Cube3」の購入を決めました。

「Cube3」を選んだ理由は、3つの選定ポイントクリアしていることです。

■選定のポイント

筐体が小型なこと
初めての導入でも使いやすいこと
低価格なこと

「今回のパーソナル3Dプリンターの導入は今後ハイエンド3Dプリンターの導入を検討するためのよいきっかけになりました。」と長嶺様。
導入から5ヶ月足らずで既におよそ10商品のモックアップ作成にCube3を活用されています。

時間の有効化を実現～モックアップの大切さを実感～

「モックアップがあるのとないのでは伝わり方が違う」と長嶺様。
3Dプリンター導入後は、作成にかけていた時間を他の業務に向けることができ、作業時間を短縮することができました。

プレゼン用のCGを作る作業の合間に3Dプリンターで手軽にモックアップを作ることができ、同じ時間で2つの作業を行うことを実現させたのです。