CASE STUDY

消費材

「香りとデオドラントのソフラン Aroma Rich」Aroma Mixカップキャンペーンに3Dデータを活用

「今日を愛する。」のコーポレートメッセージでおなじみのライオン株式会社様。衣類用洗剤やハミガキ、ハンドソープなどの私たちの身近な消費財を製造しています。
3Dプリンターは数年前から試作品用途で活用されているライオン様ですが、新しい試みとして「香りとデオドラントのソフラン Aroma Rich」のAroma Mixプレミアムキャンペーンに3Dデータを活用しました。

製造業

ライオン株式会社

ライオン株式会社

Aroma Mixプレミアムキャンペーン ~オリジナルの香りを楽しむご提案~

 AR_01_02.jpg色々な香りをお届けしたい

「アロマリッチ♪」でおなじみの「香りとデオドラントのソフラン Aroma Rich」。
1日中香りが長続きする柔軟剤として私たちの暮らしに身近な製品です。

柔軟剤市場は約1000億円とも言われており、最近人気なのはしっかりと香りが残って、お洗濯に香りが楽しめる高残香タイプの柔軟剤。
柔軟剤市場では「香り」がキーワードとなって久しいです。

ライオン様では2014年の秋に「Aroma Rich」をリニューアルし、常に消費者に”新しい香り”をお届けするよう取り組んでいます。

今回は新しい販売促進の方法として3Dデータ/3Dプリンターを活用した訴求にチャレンジ。

なぜ3Dデータ/3Dプリンターを活用しようと企画したのか?

キャンペーンの背景を、ヘルス&ホームケア事業本部ファブリックケア事業部ブランドマネージャーの加藤 里佳氏と、3Dプリンターを活用した包装・容器開発に携わっている研究開発本部包装・容器技術研究所副主席研究員の中川 敦仁氏にお話をお聞きしました。

 

3Dデータを公開 自宅で楽しくアロマレシピ

AR_03.jpg高残香タイプを好む消費者の香りのニーズは、好印象につながる程よい強さの香りが長く続く柔軟剤です。
そこで開発したのは「アロマヴェール成分」。
アロマヴェール成分が衣類に吸着し、香りを少しずつ放出し、まるでヴェールをまとっている様にアロマの香りに包まれることで人気です。

今回のリニューアルでは新香調「アロマヴェール成分」の他に、デザインやボトルなども刷新しました。
特に有名デザイナーが手掛けた新デザインは、高残香タイプの柔軟剤を好むユーザー層に好評で、「Aroma Rich」をさらに選択して頂けるようになりました。

また、消費者は常に新しい香りを求める傾向があります。そこで考えたのが「Aroma Mixキャンペーン」。
柔軟剤同士の組み合わせで新しい香りを消費者に提案しようと発案しました。

「Aroma Mixキャンペーン」は、4種類の「Aroma Rich」のうち2種類の製品を組み合わせる事ができる「Aroma Mixカップ」を使用することで、さらに8つの香りを楽しめるというキャンペーンです。
「Aroma Mixカップ」の展開は雑誌の企画を中心に、店頭での対面販売の時に”おまけ”として差し上げて自宅で楽しくアロマレシピを楽しんで頂こうと考えました。

しかし、「Aroma Mixキャンペーン」は、香りの異なる「Aroma Rich」を2本以上ご購入頂かないと成立しない企画です。日用品は食品や飲料ほど商品回転が速くはなく、どのくらいAroma Mixカップを用意すればいいかも手さぐりの状態でした。
そこで3Dプリンターを使ったキャンペーンを打ってみようという事になりました。

実は「3Dプリンターをからめた企画を”やってみようか?”という軽いノリで始まりましたが、3Dプリンターの話題性も相まって大変好評を頂きました。」と笑顔で話すのは加藤氏。

現在、Aroma Mixカップのプレゼントは終了していますが、3Dプリンター用のデータはダウンロードが出来ます。
下記のバナーよりダウンロードできますので、是非ご利用ください。 

AR_05.jpg

 

新たな発見 3Dプリンターの活用

AR_04.jpg今回のAroma Mixカップの形状は企画グループがデザインしました。
包装・容器については、中川氏が所属している包装・容器技術研究所が担当しているのですが、今回はキャンペーン用途で大量生産を前提とした ”金型” を利用した量産は考えなかったため、ブランドの企画グループがデザインからデータ作成を担当しました。

かたわらでキャンペーン実施の準備をしている様子を見ていて「3Dプリンターはこういう使い方もあるんだなぁ」と話すのは中川氏。

「量産品では金型で量産できるように、抜き勾配等を意識しながらデザインするのですが、Aroma Mixカップは3Dプリンターならではのカタチに結果としてなっている。おそらくブランドの企画グループが ”やりたいこと” をそのままカタチにした事で従来では考えられなかった形状になり、さらには今までの柔軟剤キャップを参考に、液切れしやすい形状だったり2つの液を混ぜやすい形状だったりと機能的にも整っている。そしてカップの表面はかわいい”キラキラ”したデザインが施されていて、大変良い結果になりました。」

今後の容器形状を検討するうえで消費者に広く使って頂ける形状に加えて、3Dデータと3Dプリンターを活用する事で、既存の容器に使用者に合わせたアレンジを加えることもできます。
今回のキャンペーンも、2つの液を混ぜてその配合で香りを楽しむというのは、もはや家事が家事じゃなくなることになるのではないか?と今後の容器開発に広がりができると期待を膨らまします。

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私たちの暮らしと密接な3Dプリンター

AR_06.jpgライオン様では数年前から3Dプリンターを活用して包装・容器を設計・開発しています。
導入以前は、容器メーカーが設計して金型で量産が出来るデザインをメインに開発していましたが、3Dプリンターを導入した事で「自分達が考えて改善してより良いデザインにしよう」と設計者やデザイナーに良い気運が高まり、アイデア創出の機会が増えました。

また、造形物をデスクなどに置いておくことで、他部門のメンバーから「面白いね~」とか「良いデザインだね~」と声をかけられる事で、会話が生まれてデザインの改良につながる。
その結果消費者に ”持ちやすい” ”使いやすい” 形状をお届けできる様になりました。

今では3Dプリンターをフル活用。
イントラネットを活用し造形スケジュールやテストする造形データをメンバーと共有しています。今後は3Dデータ作成の入り口を増やす事で、ますます3Dプリンターをフル活用することになる事になりそうです。
私達が毎日使う商品は、日々のコミュニケーションと研究開発者の努力から生まれています。

 

AR_07.jpg【企業DATA】

ライオン株式会社
設立:1918年
資本金:344億3372万円
本社:東京都墨田区本所1-3-7
URL:http://www.lion.co.jp/ja/

 

AR_08.jpg【販売代理店】

株式会社大塚商会
本社:東京都千代田区飯田橋2-18-4 
URL:http://www.otsuka-shokai.co.jp/ 

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